アルダのダ~2ndシーズン~

駄文を連ねることしかできない

神の体でつながる共同体~パンでPeace!という聖餐~

 こんにちは、アルダです。
 今日からいよいよ16夏クールが始まりますね。ということは16春クールが終わったということでです。せっかく一区切りついたことですし、面白かったアニメを簡単にレビューしてみようと思います。

 そういうわけで、まずは一作目『パンでPeace!』についてのレビューです。
 『パンでPeace!』はMX月曜25:00より放映した5分アニメでした。それまで『JKめし!』を放映していた枠ですね。

 このアニメは女の子がパンを通じて友情を深めていくというストーリーです。始めは友達ができるか不安だった谷みなみ(CV:木戸衣吹)ですが、大好きなパンのキーホルダーを逢沢ゆう(CV:山崎エリイ)がバッグに付けていたことをきっかけに友人関係を築きます。そこから、深川ふゆみ(CV:豊田萌絵)、佐倉のあ(CV:大森日雅)、河合まい(CV:朝比奈丸佳)へとパンを通じてどんどん交遊関係が広がっていきます。

 彼女たちの社会的身分はそれぞれに大きく異なります。みなみの家は一般的な家庭ですが、ふゆみやまいの家は生産設備を実家に備えたパン屋であり、まいに至っては別荘を所有するほどの経済的裕福さを持っています。

 これらの差を乗り越え、友人関係を結ばせるに至ったパンとは一体なんなのでしょうか。一つは人間は食べなければ生きていけない動物であり、食事こそあらゆる身分を超えて共通理解へと至る道だと示すものととらえることが出来ます。
 しかし、この観点から眺めると、問題のある関係が一つあります。それは、ふゆみとまいの関係です。先述の通り二人ともパン屋の家庭に育っているのですが、この二軒のパン屋は互いにその利益を争いあう関係にあります。このことはフランスパンを通して佐倉のあを奪い合う展開からも想像ができます。つまり、この二人は明確に食事をするための生活基盤を奪い合う関係にあると言えます。

 そのような、二人ですら互いの争いを忘れて素直に認めさせるパン。そのようなことを成し遂げるパンは、まさしく神が自らの体をお与えになった聖餐のパンのようにあらゆる人間を共同体関係に導くパンでしょう。人間は聖体となるパンをともに受け取った時に一つのコミュニオンへと変化します。パンは単なる共食によって人を結びつけるのではなく、そこに人と神がキリストにおいて一致し、パンとキリストの体が一致していることから人間の間に一致をもたらすことを勧めることで人間を結びつけます。平和のパン(Pan de Pace{Peace})とはそのようなパンなのではないでしょうか。

 このような人間に対して理解をもたらしてくれる『パンでPeace!』BD第一巻は9/2に発売です。4000円で6話収録かつイベントチケット優先申し込み券も付いてくるお得な商品です。買いましょう。そしてボクを『パンでPeace!』のイベントに連れて行ってください。お願いします。

 それでは、最後にこの言葉で締めましょう!

 

 🍞パン🍞で✌ピース✌!!!