アルダ二次創作シリーズ「欲望」
幸運とは、突然やってくるものなのかもしれない。
『@arudarinngu いつか会えたらいいね!』
山崎はるかさんからのそんなリプが送られて来たのは、少し雨っぽい昼下がりのことだった。
なんども夢じゃないかと頬をつねってみたり、冷たい水を浴びてみたりしてみてが、どうやら夢じゃないらしい。
山崎はるかさんはボクに会いたいらしいのだ。
彼女が望むことならば、ボクは必ず成し遂げなければならない。
彼女が人を殺せというのなら、ボクは人を殺すし、
彼女が山崎はるかさん自身を射殺しろというのなら、全力を尽くして山崎はるかさんを射殺する。
そんな彼女がボクに会いたいと言っているのだ。
これは、会いに行かなくちゃいけない。
とあるルートで、彼女の住所は既に知っているので、自宅の前に来るのは簡単だった。
この時間、彼女は収録中なので、おそらく家の前で待っていれば、彼女に会えるだろう。
おそらく帰ってくるのは2時間後だ。
不運とは突然やってくるのかもしれない。
ボクはそれからストーカーとして逮捕されました。
※この物語はフィクションです。
ボクは山崎はるかさんからリプライを貰ったことは無いし、彼女の住所もスケジュールも何一つ把握してません。
これは本当です。
いつか、会えたらいいね。